カワゴエ・ラボ技術者指南書

サイタマの住宅街に存在するあるラボの研究資料

インターネットが世界にもたらせたもの、そして未来

マイクロソフトがWinodows95を世界にリリースして13年が経とうとしています。
その間にIT業界は劇的な変化を遂げました。その中核にあるものは、やはり、インターネットでしょう。
インターネットの登場により世界の物理的な距離はゼロになり、言葉の壁、時間の壁を越えて物事が進むようになりました。
Amazonの成功により人々はありとあらゆる商品を瞬時に買い物できるようになりました。
インターネットのインフラがあれば都市であろうと地方であろうと関係ありません。
またiPod、iTuneの誕生によりCDを購入しなくても家に居ながら好きな音楽を好きなだけ聴くことができます。
アメリカで成功しているナップスターは定額料金さえはらえば24時間、蛇口から出てくる水のように
様々なジャンルの音楽を楽しむことができます。
オンラインゲームやSNSのようにネット上でのコミュニケーションを楽しむ人が増えました。
現実ではなかなか出会えない趣味を共有する仲間や恋人がそこでは手に入ることも可能です。


Web2.0という言葉が使われることが多くなってきました。
これはティム・オライリーが発明したとされる言葉で、具体的なシステム、サービスを指す言葉ではありません。
インターネットが誕生してから次のステップへと進化する「概念」のようなものです。
その中で最も重要な要素と思われるのが「ユーザー同士が作り上げるサービス」です。
既存のメディアや映画、雑誌の娯楽が消費者に一方的に提供するサービスであるのに対し、インターネットは
ユーザー同士が面白いと思ったコンテンツを作り上げ、それを提供、発信することが可能です。
企業はその場所、いわば「プラットフォーム」を提供するだけなのです。
その考えをうまく成功させたサービスが次から次へと誕生しています。
YouTubeウィキペディアミクシィがその主たる例です。
YouTubeでは無名の人が音楽を作成したり、好きな映画のパロディ動画を作成して、それが人気を得ています。
またウィキペディアでは有志が募ってあらゆるジャンルの辞書を作り上げています。


昨年、インターネットの広告収入が雑誌の広告収入を超えたと報道されました。
インターネットが世の中に必須であるインフラであることは証明されたと言っていいでしょう。