家族とは？

近年、夫婦や親子間での凶悪な犯罪が後を絶ちません。
離婚したいがために妻を殺した、気に食わないと言って実の子供が親を殺した等と
一般人では理解しがたい事件が当たり前のように毎年多発しています。
家族とはお互いに信頼し、支えあうはずの関係ではありますが、本当に真に愛し合っている
家族を作るのは並大抵の努力では作ることはできません。

血が繋がっていることが家族ではありません。

相手を思いやり、尊重し、愛する時間を共有することによって家族というものは生まれます。
ですから今ある家族が今後も家族である保障はありませんし、逆に冷め切った家族でも暖かい、幸せな
家族になることは可能でしょう。

いつも顔を合わせる同士ですからいいことばかりではありません。
時には喧嘩したり、外の世界に逃げたいこともあると思います（外の世界はいつも新鮮で刺激的です）
ですが、本当に信頼しあう家族があること、これに勝る喜び、幸福は存在しません。
例えどんな財産を持ったとしても、どんな地位を得たとしても、安心する家族がなければ空しい人生でしょう。

そのためにはたった少しずつの努力を、常に頭に入れておけばいいのだと思います。
まずは相手に興味を持つことです。心配ごとはないか、何が楽しいと思っているのか、将来はどうなりたいのか。
そしてコミュニケーションをとることです。
他愛もない今日の出来事、友人知人の話を、手作りの食卓とともに。
小さな小さな愛を、まるで花に水を与えるように、優しく、丁寧にそそぐのです。
いつしかそれは大きく咲いて自分自身の喜びとなって返ってきます。
それはすぐではないかもしれません。
１年後かもしれないし、１０年後かもしれません。